妙高は雪の町。
かつて、一日に2メートルを超える降雪量があり、それが世界一に認定されたことがあります。
一日中、しんしんと雪が降り積もり、妙高の街は真っ白に埋まります。そんな町から生まれた商品。
世界一の雪の町から、この町の魅力をお届けします。
世界一の平地積雪量
1946年1月17日、旧関山駅にて1日の積雪量が210cmを記録し、世界一の積雪量として認定されました。
シベリアから来る冷たい空気が日本海の暖流より多くの水分を含み、妙高連峰にぶつかりながら分厚い雪雲が形成されてゆきます。日本海、そして海岸線から程なく連なる妙高山をはじめとした山々を有するこの地形こそが豪雪を降らせる仕組みとなっています。
豪雪地域で生活する私たちにとって、その積雪量は脅威であり克服しなければならないものです。しなしながら、その豊富な積雪の恩恵を受けて成り立っているものも数多く存在します。
須弥山(しゅみせん)
仏教やヒンドゥー教において、世界の中心にあると考えられている想像上の山で、妙高山は古くから別名として須弥山という名が親しまれてきました。
妙高山は私たちにさまざまな恩恵をもたらしてくれます。開湯200周年を迎えた赤倉温泉、豊富なパウダースノーを楽しめるウィンタースポーツ、そして、妙高山に降り積もった雪が春になり雪解け水として妙高地域全体に染み渡ります。
豊富な雪解け水
毎年冬に深く降り積もった雪が、妙高山の自然の中をめぐりながら豊富な伏流水として山麓地域まで流れ込んできます。春には豊富な水量をもたらすことで美味しいお米をつくり、年間を通して汲み上げることが出来る伏流水を使っての酒造り、味噌作りなど、私たちの生活の中に深く関わっています。
世界一の降雪量は、世界一贅沢な雪解け水をもたらし、世界に誇れるものづくりに活かされています。